大ヒットの予感! ですが…
2017年の暮れも押し迫る12月25日に発売されました、スズキのコンパクトSUV、XBEE(クロスビー)を試乗してまいりました。
グレードは、2つあるうちの上級グレードの「HYBRID MZ」です。
このクルマのスタイリングとコンセプトは軽自動車のハスラーとそっくりですが、中身は全くの別物です。
シャシーは新世代のAセグメント用HEARTECT(ハーテクト)を採用していて、FFモデルのリアサスペンションはI.T.L式リジッドサスペンションから、半独立のトーションビームへと進化しています。
パワートレーンは スイフトRSt や バレーノ に搭載されている、直噴1リッター直列3気筒ターボエンジンと、このクラスでは珍しいトルコン式6速ATの組み合わせです。
新たにマイルドハイブリッドを組み合わせて、モード燃費も向上させています。
Aセグメント用HEARTECT(ハーテクト)ということで、当初は ソリオ のような少し安っぽい乗り味を予想していたのですが、いい意味で予想を裏切られました。
これはもしかすると、セグメントを問わずHEARTECT(ハーテクト)採用モデルの中でも最上級の乗り味かもしれません。
最近のスズキの小型車造りには、並々ならぬ熱意と情熱が感じられます。
僕はけっしてスズキ信者でも関係者でもないのですが、この造り込みには脱帽せざるをえません。
ただ…残念な部分も散見されましたが…
外観デザイン
評価:★★
ハスラーでは気にならなかったのですが、このデザインってミニのクロスオーバーに似てませんか?
フェンダー周りの処理とか、リアコンビネーションランプのデザインがそっくりのような気がするのですが…
「ミニのクロスオーバーをハイトワゴンにしたらこうなるだろうな」と僕には感じられました。
おそらく、影響を受けていることは間違いないでしょう。
まあ、ハスラーとミニのクロスオーバーを足して2で割ったデザインにすれば、手堅いことは確かですが、ちょっと安直ですし、もう少し冒険して欲しかったところです。
ハスラー自体、登場から4年が経ちますので、このXBEEのデザインからは斬新さや新鮮味が感じられません。
ハスラーよりも、ちょっとクドさも感じられます。
「こうすれば売れるだろう」的なあざとさも感じますね。
少なくとも僕には、「所有欲を掻き立てられるデザイン」とは感じられませんでした。
ハスラーよりも、フロントフェンダーはボリューミーでダイナミックです。
ハスラー同様、余分なプレスラインに頼らずに、可愛さとワイルドさをうまく表現できているとは思うのですが、なぜかグッと来ません。
ワイドになったぶん、ハスラーよりも間延びして見えてしまうのかもしれません。
サイドビューもハスラーよりも鈍重に感じられ、スッキリとしません。
ウエストラインのCピラー周辺の盛り上がりが、そう感じさせるのかもしれません。
Cピラー周辺の処理に非常に違和感を感じます。
ウエストラインを直線基調にしたほうが、伸びやかさが出ていたのではないでしょうか?
これが原因で、寸詰まり感が感じられます。
bee(ハチ)の巣をモチーフにしたであろうリアコンビネーションランプですが、ミニのクロスオーバーに似てますねぇ…
どうせなら、ヘッドライトもハチの巣をモチーフにしたほうが良かったのでは?
リアビューももう一工夫欲しいところです。
ハスラーと比べても、のっぺりとした感じでキレが無いです。
全てはCピラー周辺の盛り上がりが原因でしょう。
ハスラーとの違いを出したかったのでしょうが、この部分の処理は失敗だと思います。
内装
評価:★★
スイフトRSt と比べると、内装の質感は明確に劣ります。
スイッチ類のクリック感も、スイフトRSt のような高級感は感じられません。
インパネ周りのホーローのような質感のパネルもカジュアルな感じはありますが、僕には安っぽく、軽自動車のように感じられました。
空調の操作パネルもイグニスと同じものだと思いますが、ダイヤル式のほうが直感的な操作がしやすいですし、ファンの強さを調節するスイッチが遠く感じられて、操作性は今ひとつと感じられました。
スイフトRSt とはクラスの違いを感じさせられます。
もう少し頑張って欲しかったところです。
辛辣ですが、軽自動車レベルの質感と言っていいでしょう。
加飾パネルも、もっと思い切ったポップな色調にしたほうが楽しそうな雰囲気になっていたかと思います。
フロントドアの内張りです。
実用的ですが、上質感はありません。
スピーカーの部分もハチの巣がモチーフになっていますが、ここまでやるのでしたらヘッドライトも六角形にしましょう。
リアドアの内張りです。
パワーウインドウスイッチが安っぽい!
こちらのスピーカーは六角形じゃありません…
やるのなら徹底しましょう。
雰囲気は悪くないのですが、加飾パネルの色はボディの色と合わせたほうがいいかと思います。
フロントシートの掛け心地は、硬くもなく、柔らかくもなく、しっくりと体に馴染む上質なものでした。
いい意味でシートの存在を忘れさせてくれるようなフィーリングです。
表皮の質感も上質に感じられました。
ステアリング径、シャフトの太さともに、このクルマのキャラクターに合った適正なものです。
握り心地も上々ですが、テレスコピック調整が出来ないのが非常に残念です。
結局、試乗が終わるまでしっくりとくるドライビングポジションがつかめませんでした。
収納スペースが多くて非常に実用的ですが、デザイン的には少し煩雑に感じられます。
隙間に溜まったホコリの掃除もし辛そうです。
空調の操作性はいま一つです。
ダイヤル式にしたほうがいいでしょう。
少なくとも、ファンの強弱のスイッチは手前側に配置すべきです。
また、空調の操作パネルとシフトレバーの根元周りのプラスティックの質感が低すぎます。
まるで安物のコンポのようです。
早急な改善が必要でしょう。
居住性、ユーティリティー
評価:★★★★★
アウトドアユースを想定した、シート表皮の撥水加工(上級グレードのみ)や、ラゲッジスペースの防水処理、リアシート前のテーブル(上級グレードのみ)などなど、実用性は最高です。
便利な収納スペースも多数あります。
ラゲッジスペースも、この全長からは考えられないほどの広大なものです。
道具としてみると、このクラスでは最も実用性が高いクルマと言ってもいいでしょう。
スノボやダイビング、キャンプや釣りなどのアウトドアスポーツをされる方には有力な選択肢となるでしょうね。
身長175cmの僕がドライビングポジションの調整をした後の、リアシートの状態です。
奥側が一番前までシートをスライドさせた状態で、手前側が一番後ろまでスライドさせた状態です。
一番前までスライドさせてラゲッジスペースを最優先にした状態でも、足元のスペースは充分にあります。
左側が一番前、右側が一番後ろにスライドさせた状態です。
このクラスでは考えられないほどの積載能力を持ち合わせています。
防水処理もなされていますし、最高の実用性を持ち合わせたラゲッジスペースです。
走りの評価 (エンジンとミッション)
評価:★★★★
エンジンとトランスミッションは、スイフトRSt と同じ K10C型3気筒直噴ターボエンジンと6速トルコン式トランスミッションですが、XBEEで初めてISGと小型リチウムイオンバッテリーを組み合わせたマイルドハイブリッドシステムが採用されています。
もちろんISGを搭載していますので、再始動ショックの少ないアイドリングストップ機構も採用しています。
K10Cと6速ATにマイルドハイブリッドの組み合わせは、今回が初めてだったと思いますが、全く違和感は感じられませんでした。
エンジンは スイフトRSt よりも、ほんの少しだけピークパワーが落とされています(3PS)が、最大トルクは同じ数値となります。
フィーリング面では スイフトRSt と比べると、かなりエンジンレスポンスが緩慢になっていて、回転上昇、下降のスピードは デミオ のディーゼルエンジンに近いです。
これは、オフロードや雪道での走りやすさを重視して、この様なセッティングにしているものと思われます。
経験のある方はお分かりと思いますが、あまりアクセルレスポンスが過敏なクルマは、ラフな路面や凍結路などでは非常に走り辛いものです。
このXBEEは、アウトドアでの使用を想定した、非常に適切なチューニングがなされています。
ただ単にボディを乗せ換えただけのお手軽クルマではなく、走りの面でも細かい配慮が行き届いていることに感心させられました。
実際のエンジンフィールは動画でご確認ください。
僕のYouTubeチャンネル も、閲覧&チャンネル登録して頂けましたら幸いです。
スイフトRSt よりもエンジン音は大きめに感じられ、回転フィールも少しガサツに感じられるのですが、これは遮音材の量の違いか、ボンネットの形状の違いによるものかもしれません。
スイフトRSt のようなキレのあるスポーティーな感覚はありませんが、このXBEEにはふさわしいワイルドなフィーリングです。
1リッターとは思えないほどの太い低速トルクのおかげで、街中での走りは余裕をもってこなせるでしょう。
ゆったりとした乗り心地も相まって、クラスを超えた余裕が感じられます。
いざアクセルをグッと踏み込んだ時にも、なかなか鋭い加速で、体感的には1.6リッタークラスの動力性能と感じられました。
依然として、K10Cエンジンは3気筒としては最上級の出来栄えと言えましょう。
走りの評価 (足まわりとボディ)
評価:★★★★★
このクルマのキモです。
オフロードでの使用を想定して、サスペンションストロークがたっぷりと取られているようで、速度が乗った状態で大きな段差に遭遇しても、軽やかにしなやかに、何事もなかったかのようにいなしてしまいます。
その際のボディの揺れも最小限で、「ガツン」というような衝撃や、頭の揺すられ感は皆無でした。
リアサスがトーションビームとは信じられません。
基本的には「ふんわり柔らか系」の乗り心地で、柔らかい絨毯の上に乗っているような感触なのですが、コーナリングでも腰砕けにならずに、頑張って踏ん張っているような感じもなく「スッ」と気持ちよく向きを変えます。
なかなか文字では表現が難しいのですが、コーナリング時の4輪のグリップバランスが絶妙で、フロント外側のタイヤが頑張っている感じが全く無くて、4輪が均等にコーナリングフォースを分担しているような、恐ろしくレベルの高いサスペンションセッティングと感じられました。
路面状態にかかわらず乗り心地は極上で、このXBEE以上に乗り心地のいいクルマは高級車でもそうそうないと思います。
それでいて、こんなにも気持ちのいいコーナーでのハンドリングも実現しているところが素晴らしいです。
興味を持たれた方は、是非一度試乗してみて下さい。
乗り心地とハンドリングのバランスは、HEARTECT採用車種の中で一番かもしれません。
相当に次元が高いスイフトシリーズですら、超えてしまっているかもしれません。
総合評価
評価:★★★
この極上の乗り心地だけでも「買い」と思いますが、車両本体価格が上級グレードで200万円越えとなってしまっている点と、内装の質感の低さが残念です。
車体デザインにも「ハッ」と見惚れるような魅力が無いのが残念です。
スズキの新世代プラットフォームHEARTECTも、いよいよこなれてきたようで、XBEEの乗り心地と操安性の次元の高さには心底驚かされました。
パワートレーンもSUVにふさわしい出来栄えで、相当に売れ筋となりそうな予感がします。
スズキとしても売れる要素をつぎ込んで手堅く造ってきた感じですが、メーカー自身も「これは売れるだろうな」と足元を見て価格設定を高くしているような気がします。
Aセグメントに属するクルマなのですから、200万円越えの車両本体価格は疑問です。
車体デザインや価格にあざとさが感じられて、僕的には大いに気に入りません。
スズキはそんなメーカーではなかったハズです。
クルマ自体の出来は非常に高次元だったのですが、なんだか煮え切らない思いが残った試乗でした。
純粋な出来栄えだけで考えると、本来は星4つが妥当なのですが、あえて辛辣に星3つとさせていただきます。
コメント
コメント一覧 (36件)
クロスビーの速攻試乗ありがとうございます。
クロスビーも大変興味があったのですが、価格がスイスポより高いとは…(いや、スイスポの方が安すぎて異常?)メーターや空調デザインはイグニスと似てますね。同じプラットフォームを持つイグニスは人気がイマイチなのか、登録済未登録車が100万円以下で売られたりしています。とにかく安いハイブリッド車が欲しい方は狙い目だと思います。
クロスビーは、走りに関しては「さすがスズキ!」と唸らされるほどの出来だったのですが、内装に価格に見合った上質さが感じられないのが残念です。
外観デザインは「これがイイ!」という方もたくさんおられるかと思います。
万人受けするデザインだとは思いますが、僕的にはハスラーのような潔さが感じられなくて、厚化粧にすぎるように感じられました。
スズキとしても期待のモデルでしょうから、ちょっと力みすぎたように感じられました。
しかしながら、走りは素晴らしいものでしたので、ぜひ あ さんも一度試乗されてみて下さい。
時間を割いて試乗に赴くだけの価値はあります。
これで20万円ほど安かったら、超オススメなんですがねぇ…
あ さんのおっしゃる通り、イグニスの新古車のほうが狙い目かもですね。
私もクロスビーに試乗してきました。
同じプラットフォームを採用しているイグニスより乗り心地は良かったです。シートはイグニスと同じ物と思われ(表皮は違う)座り心地は良かったですが、アームレストのサイズが小さく、掛け心地がイマイチだったのもイグニス譲りです。メーターレイアウトはイグニスに似ていますが、メーター上部のエコアシストランプ(緑や青に変化する照明)がイグニスには付いていますが、クロスビーに付いてないという違いがあります。
スイフトの1Lターボは運転した事は無いので比較は出来ませんが、ターボ&モーターアシストで低速からトルクがあって扱いやすかったです。
クロスビーのターボ&マイルドハイブリッドをスイフトやイグニスに搭載してほしいですね。
あ さん、こんにちは。
クロスビーの1Lターボ+モーターのパワートレーンは、低速トルクもりもりでピックアップがいいですよね。
恐らく、スイフトには搭載してくるのではないかと思います。
RStにプラス5万程度の価格アップで済むのでしたら、超おすすめグレードになりそうです。
このK10Cは実用燃費もかなり優秀ですので、走りと燃費の良さが高次元で両立できるかと。
価格もクロスビーよりも、かなり安くなりそうです。
私が試乗したのは下級グレードの「HYBRID MX」でした。2トーンルーフ、セーフティーサポート、LEDパッケージ、全方位モニターカメラパッケージのオプション装着で、価格は2,034,720円です。上級グレードのMZがセーフティーサポート、LEDパッケージ標準装備で、2トーンルーフ、全方位モニターカメラパッケージをオプション装着で、価格は2,091,960円なので、MXをオプション装着するくらいなら、MZを選んだ方が良いと思います。
う~ん、やはり結構なお値段ですね…
なんでこんな価格設定になってしまったんでしょうね?
スイスポが、あの内容でありえないほどの超お値打ち価格なのに…
初めまして。いつも拝見させております。唐突ではありますが、現在私はイグニスの購入を検討中です。これまで、主にR32スカイラインにはじまり、N15パルサー、P11プリメーラ、軽トラ、軽バンなど乗り継いでまいりました。先代スイフトの試乗を機会にスズキの素晴らしさに感動し、北海道北部に在住のために冬道性能と四駆の必然、予算の実態を鑑み、イグニスに傾いております。参考までにご意見伺えましたら幸いです。
リムさん、はじめまして。
コメント頂いてありがとうございます。
いつも見ていただいて、本当にありがとうございます!
リムさんのマニアックな車歴(どれも名車ですね)を拝見すると、おそらくリムさんは、その時のトレンドに惑わされずに、ドライビングフィールの良し悪し(車の本質)でクルマ選びをされてこられたものと推察します。
さて、現行イグニスがリムさんのお眼鏡にかなうか否かですが、残念ながら僕はイグニスの試乗経験がありません。
当ブログの常連の「あ」さんが試乗されて好印象だったそうなので、恐らくイグニスにされても落胆なさることはなかろうかと思います。
いろいろと調べてみたのですが、Aセグメント~Bセグメントのクルマで、悪路走破性が高くてリーズナブルなクルマは意外と少ないですね…
ウェゼルやCX-3は内容の割に高価すぎるように感じられますし、イグニスよりも最低地上高が低いです。
余談になりますが、僕は10年以上雪国で居住した経験がありまして、モリモリの新雪でスタックしてしまった経験もあります。
やはりそんな時は、最低地上高の高い四駆のありがたみが感じられますね。
その頃はシャレードデトマソ、ギャランVR-G、シビックVTiに乗っていたのですが、あまり足が硬いスポーツモデルは、チェーン跡の洗濯板状態の路面だとかなり苦痛でした。
ちなみに、今も実家は札幌なんですよ。
コスパも含めて総合的に考えると、イグニス Sセレクションの四駆モデルが一番手堅い選択かと思います。
ただ、僕からの提案なのですが、スイフト XGリミテッドの四駆モデルもオススメいたします。
燃料タンク容量が、イグニスが30リッターに対して、スイフトは37リッターとなりますし、リアサスが、イグニスはI.T.L式リジッドに対して、スイフトはトーションビームとなります。
最低地上高もイグニスが180mmに対して、スイフトも145mmと、四駆モデルはなかなかのものです(2WDは120mm)。
リジッドサスも未舗装路などではメリットがありますが、雪国でも市街地は意外と除雪が行き届いていることが多いので、冬場以外の事も考えるとスイフトという選択肢もあるのではないでしょうか?
おまけに、同様装備でスイフトのほうが20万円ほど安いように思います。
あとは、リムさんが実際に比較試乗されてみるのが一番かと思います。
恐らく乗り味はスイフトのほうが一枚上手かと思いますが。
お返事ありがとうございます。はじめてなのに、丁寧にご回答いただき嬉しいです。まずはスイフト試乗してみようかなと思います。私、現在は軽バンにレカロを付けて乗っているのですが、スズキのシートはそこから乗り換えてもほとんど違和感を感じなかったことに驚いているんですよ。アクセルに対する反応も不評のCVTでもしっくりきて、呆最大手メーカーのような意に反するリアクションもほぼかんじられなかったのが印象的でした。フィットも検討したんですよ。ホンダイズムにも共感していたるので。ただ装備も含めイマイチニーズとずれているんですよね。
僕も昔のオンボロ(失礼)アルトのトラウマがありますので、いざスズキのクルマを買うとなると、不安に駆られてホンダのほうに走ってしまいそうです(笑)
まあ、今のスズキで、ホンダよりも車体のヤレが極端に早かったりすることもないとは思います。
すごくよくわかります。現行のスズキ車非常に魅力的なんですが、耐用年数などの不安は拭えていないんですよね。ジャーナリストのインプレ等も新車のものなので、2~3年経過後のボディやシャーシ、ゴムの状態がどうなのかも情報として欲しいなと思います。雑誌等の媒体は提灯記事ばかりで、尚且つ実際のユーザー目線とはかけ離れているものが多く、不満を感じています。
参考になりますかわかりませんが、以前乗っていた2代目スイフトは11万キロの時点で、ボディが緩くなっている感触がありましたし、サスもへたってフニャフニャな感じはありました。
走行に支障があるレベルではなかったのですが、いま乗っている7代目シビックは、いま15万キロなんですが、ほとんどヤレは感じられず、シャキッとした感触があります。
もっとも、シビックの場合は、前後ストラットタワーバー、サブフレームメンバー、サイドインナーブレースなどでボディ補強しまくってますので、そのおかげかもしれませんが。
最近のジャーナリストは気骨のある方がいませんね…
昔は、徳大寺有恒氏や三本和彦氏、黒澤元治氏など、歯に衣着せぬ論評でユーザー目線に立ったインプレッションをしてくださる方がおられたのですが、今のジャーナリストのインプレッションは全く参考になりません。
見る価値があるのは「AUTOCAR」くらいじゃないでしょうか?
もはやカーオブザイヤーも、何らの意義もありませんよね。
イヤーカーが「XC60」って…ありえません!
どう考えても、N-BOXかスイフトが妥当でしょうに。
全く同感です。先代スイフトで10万キロオーバーとかの個体の現状はどうなんでしょうかね。スズキというメーカーの現状のクルマ造りには非常に共感してますが、マイノリティの感は拭いきれず、そこの一番の要因は信頼、耐久性でしょうね。経年劣化もまだショックやエンジンマウントなどの交換可能部品であればよいのですが、根本のボディの溶接や板厚だとするといかんともしがたいんですよね。ジャーナリストの皆さんもそういった観点からもきちんと仕事をして欲しいと感じます。もちろん最近のクルマはすごく良くなったと感じています。R32のときは、シフトが入りづらくなりましたし、パルサーはエンジンマウントの構造が根本的にダメダメでしたね。比較が古すぎますが、この4~5年くらいで制御技術も含めグッと機械として進化を感じています。先代最終型のワゴンRも少し乗ったことがあるんですが、エンジン回転数の低さとシフトの変則制御に驚いたのを覚えています。
ちなみに、以前乗っていたFTOも10万キロ近くまで乗ったのですが、こちらも全くヤレは感じられずに、最後まで非常にカッチリしていました。
もっとも、FTOも前後ストラットタワーバーとサイドインナーブレースで補強していたので、もともとが経年劣化に強いのかは定かではありませんが…
僕の個人的見解では、ホンダと三菱はヤレが少ないように感じています。
ボディ補強が経年劣化を防ぐのだとすると、先代スイフトの低走行車を購入して、ガチガチにボディ補強を施すのも「アリ」かもしれませんね。
先代スイフトでしたら、スイスポ用の補強パーツが結構あると思いますので事欠かないと思います。
価格も結構こなれてきていますので。
先代ワゴンRは、僕もちょっとだけ運転したことがあるのですが、非常に出来は良かったように思います。
大きなデコボコがある路面で、リアサスが暴れる感じがあるのが唯一不満に感じましたが、それ以外は非常に好印象でした。
横からすいません。
個人的にもやまねこさんがおっしゃるようにスイフトのxgリミテッドをおすすめします。
地上最低高がスイフトのほうが低いですがそれが問題ないならおすすめです。
4wdのシステムも同じのようです。
なによりイグニスはマイルドハイブリッドが必ずついてきますが、
マイルドハイブリッドは5℃以下では発電も充電もしないとのことです。
ある程度走って暖まれば作動するみたいですが、20万の価格差を考えると微妙なところだと思います。
マイルドハイブリッドなしのガソリンモデルがあれば価格的にも手頃で良いんでしょうが、今更国内向けにテコ入れをするとはなかなか思えませんね。
のぶさん、ありがとうございます。
非常に勉強になります。
マイルドハイブリッドが、5℃以下で作動しないとは知りませんでした。
意外と使えませんねぇ…
スイフト XGリミテッドは、非常にお買い得だと思います。
あの価格であの装備は、他社では考えられません。
個人的には、スイフト XGリミテッドの5MTに惹かれますねー。
ノーマルスイフトが余り売れてない事による影響でしょうが、かなりお買い得ですよね。
僕も今買うとすればXGリミテッドです。というかかなり欲しいです。
ハイブリッドMLとフルハイブリッドのSGに試乗しましたが、SGはXGと同じく15インチタイヤということもあり、さらにしなやかな乗り味でした。
サスペンション、ダンパーは同じとのことですが、タイヤの扁平率の関係だと思いますがなんかじんわりと柔らかくて良かったです。
15インチならタイヤも安いですし。
ディーラーで聞きましたが、XGリミテッドは今のところ期間限定などではないとのことです。
衝突安全装置が付きながらアイドリングストップ機能がない純ガソリン新型車が新車で買えるのは、現行スイフトが最後かもしれませんので悩ましいです。
スイフト XGリミテッドはイチ推しです。
RS系のカッチリした感じも凄くいいですが、ノーマル系のふんわりとした癒し系の乗り味のほうが、個人的には好みです。
まるで、昔の出来のいいフランス車のようです。
ふんわりと言っても、某社のようなフニャ足じゃないところがまた秀逸です。
コーナーを曲がるだけでも、思わずニンマリとしてしまうほど楽しいですね。
皆さん色々と御指南ありがとうございます。来年3月の購入を前提に現在検討中です。イグニスとスイフトほぼ二択で七 三でイグニスです。スイフトのクルマの出来に魅力を感じつつも、イグニス寄りです。私は旭川在住で、インバウンドの効果なのかレンタカーがすごく多いんですよ。くだらない理由なんですが、レンタカーがたくさんのなかでスイフトだと埋没しそうな雰囲気がありまして。また車庫から道路まで100m位あり、積雪時には雪を漕いで出なければならないことを考えるところ最低地上高は高いに越したことはないんですよね。マイルドハイブリッドに関しては言うならば正直無くても良いくらいです。というか、なしの5MTとか最高なんですがね。イグニス正直高いですよね。他のメーカー含め北海道、東北などの極地対応グレードも用意してもらえるとありがたいことです。ハイブリッドはバッテリーのジャンプもできないらしいんですが、マイナス20度にならんとする地域には死活問題です。
旭川にお住まいとは羨ましい限りです。
冬の厳しさは大変ですが、北海道の大自然は素晴らしいですよね。
お買い得と思えるイグニス Sセレクションの四駆モデルでも、結構なお値段ですね…
「あ」さんの情報によると、登録済新車が安いようですのでそちらを狙うのもアリかもしれませんね。
どちらにせよ、不意のドカ雪の事も考えると最低地上高は高いほうがよさそうです。
夜中にスタックなんかしてしまったら、下手したら命にかかわりますので。
ずぅーっとクルマが好きで生きてきたので、妥協したくないんですよね。もちろん予算はありますが(笑)その範囲の中でより正しく造られたきちんとした機械にお金を払いたいです。購入するとは、企業に対する支持の意味もあると思うので。いまの日本で日本の実情にあった、日本人のためにきちんと造られた正しいクルマがあまり多くないのは、悲しいことだと感じています。
まったくもって同感です。
リムさんのおっしゃられるとおり、ドライバビリティそっちのけで、カタログ燃費の数値競争や自動ブレーキの機能競争などに固執したクルマが多すぎるように感じます。
スイフトのような、自動車の本質的な良さを徹底的に追求したクルマが売れずに、ア〇アやノー〇のような愚にも付かないクルマが売れまくるようでは、いつまでも走りの本質的な部分で欧州車に追いつけません。
これでは開発スタッフが報われませんよ…
そういうところをフォローしてあげるのが、カーオブザイヤーの役割でもあったかと思いますが、もはや何の意義も意味も無くなってしまいました。
やはり、メディアも「いいものはいい、駄目なものは駄目」とはっきり伝えないといけませんね。
僕のブログは誰に対しても忖度する必要性がありませんから、あくまでも僕の主観ですが、これからもズバズバと辛口批評させていただきます。
高い買い物ですので、最終的には実際に買われる方が比較試乗されるのが一番かと思います。
やまねこさん、こんにちは。
リムさん、はじめまして。
私はイグニスのFF車に試乗した事があるのですが、乗り心地はクロスビーより固めに感じたと思います。4WDには乗った事は無いのですが、リアサスがトーションビームからI.T.Lになるので、ハンドリングは変わると思います。1.2Lのマイルドハイブリッドエンジンは決してパワーがある訳ではありませんが、軽量ボディー(FF880kg、4WD920kg)と副変速機付CVTで軽快に走ります。
イグニスは不人気なのか、新古車が格安で販売されています。FF車が100万円以下、4WD車が120万円くらいから販売されています。
現在の愛車N-BOXの前はHG21S型セルボに乗っていましたが(現在も所有しています)2007年式で走行距離9万kmくらいですが、ボディーの艶があり、錆が少なく、エンジンも絶好調です!この頃のスズキ車から、品質が向上したように思います。それ以前のMCワゴンRは、塗装が薄く錆びやすく、故障も多かったです…(泣)
現在のスズキ車なら、耐用年数の心配はしなくてもよろしいのではないのでしょうか?
あ さん、こんばんは!
スズキ車の耐久性に関して、非常に参考になります。
僕もスズキ車をいざ買おうかとなると不安があったのですが、昔と違って大丈夫そうですね。
リムさんも安心されるのではないでしょうか。
ありがとうございました。
あ さんアドバイスありがとうございます。イグニスやはり人気は無いですよね。ちょっとマニアックな存在になりつつありますもんね。順当にいけばクロスビーも我が家の用途にはあっているのですが、やまねこさんもおっしゃられているように、デザインに少し抵抗があります。ミニクロスオーバーの影響をかなり受けているようで、少しばかり幼稚に感じます。アラフォーの夫婦が乗るにはちょっとつらい印象があります。実はつい先日も暖かくなってきて我が家の敷地内でスタックしてしまいまして、そういう出来事があると、次に出るジムニーシエラも候補に挙がるのではと節操のない次第です。イグニスは他の何者にも似ていない形と存在感が魅力なのですが日本人には理解しづらいんですかね。独自の存在感にプライオリティを置くとジムニーが浮上してしまうのですよね。スズキは魅力的なコンパクト盛りだくさんで楽しくさせてくれて困ります。駄文いつもごめんなさい。
リムさん、こんにちは。
イグニスのデザインは、大昔のクーペルックだったセルボがモチーフになっていますので、なかなかスポーティーでカッコイイと思います。
僕の想像なのですが、真後ろから見たときに幅が狭く、背が高く見えてしまうデザインが不人気の原因なのではないかと思います。
もう少しSUVらしいどっしりとした安定感があれば、もっと売れていたんじゃないかと思います。
昔から、リアビューがカッコイイクルマは売れるというジンクスがありますので、そうなんじゃないかと思うんですよねー。
一度スタックしちゃうと大変ですよね。
やはり、最低地上高は少しでも高いほうがよさそうですね。
次のジムニーのワイド版も大体のデザインは判明していますが、なかなかワイルドでジムニーらしさに溢れていて非常に興味をそそられます。
リムさんは来年3月にご購入の予定ですから、そちらをじっくりとご覧になってから再検討されるのがいいかもしれませんね。
もっとも、次のジムニーシエラは結構高めの値付けになりそうな気がしますが…
アルトとイグニスのデザインに雷を撃たれて。クロスビーの試乗で乗り心地と操縦安定性に感激して。価格とデザインのアザとさに吐き気を催して(笑)ハスラー5MT買いました!シフトノブを変えたりリアショック交換したりして。42歳になるのに、大学時代のように軽自動車を楽しんでます!最近のスズキは良いですねぇ(*´∀`)昔のフランス車みたいなんですよ。で、維持費激安!気楽やわ~。愛車遍歴はヴィヴィオRX-R、初代ロードスター、ゴルフ3GTI、ホンダロゴ、2代目フォレスター、ヴィヴィオ(2回目)、日産ティーダ、18マジェスタ、ハスラーと乗り継いできました。デザインがイグニス、走りがクロスビー、MTの設定があれば理想的だったのになあ(笑)
フィンチ&リースさん、こんにちは。
ご返信遅くなりました。
ハスラーのマニュアル車にされたんですね。
かなりマニアックでしょうが、素晴らしいチョイスではないかと思います。
フィンチ&リースさんの愛車遍歴からも相当のクルマ好きであろうことが伺えます(笑)
ヴィヴィオとかロードスターとかゴルフ3とか、どれもこれも素晴らしいクルマでしたよね~
最近のクルマって変に豪華絢爛になってしまって、昔のフランス車のような気軽に乗り回せて、走りが気持ちいいモデルが無くなってしまいました…
そう考えると、今のスズキ車はおっしゃる通りに「現代のフランス車」だと思います。
お忙しい中、わざわざお返事ありがとうございます!
クルマ好きが高じて軽自動車からスポーツカー、外車から高級車まで共に生活してみて思ったのは、やっぱり気軽に乗り回せるコンパクトでシンプルなクルマを相棒にするのが、僕の肌には合うなということでした。
ハスラーはクロスビーと比較してハード的には全然良くないです(笑)
でも不思議な愛着が沸くヤツなんですよ~。CVTのモデルはあんまりですが。
別の記事で軽自動車規格にも触れていらっしゃいましたが、所有していてもトレッドと排気量に無理を感じますね~。
軽自動車の開発者の方々はその辺り、百も承知なんでしょう。
でもこれ以上「お上」を刺激すると税の優遇を撤廃される危機感をメーカーが持っているのではないでしょうか?
忖度ってやつです(笑)
○ヨタ様とお役所の既得権者様の方々の様々な思惑が渦巻きまくってる結果なんでしょうね~。
それにしても日本は自動車関連の税金が高いです。。
こんにちは。
僕も仕事柄、いろいろなクルマを運転する機会があったのですが、本当に愛着が沸いて相棒と思えるのは、やはり軽量でコンパクトなクルマですね。
動力性能的にも、少し足りないぐらいのほうが楽しく感じられます。
仰る通りに、今の軽規格は無理がありますし、非合理的だと思います。
仮に軽の排気量がアップして実用燃費が向上したら、マクロ的な視野で環境面でも多大な恩恵があると思いますので、そろそろ本質的な議論がなされるべき時期ではないでしょうか。
こういったことこそ官庁が主導して進めるべきだと思うのですが、官庁間の利権争いや政治家に対する忖度、もしくはコントロールのほうにばかり熱心であるように見受けられますね。
古いクルマを大事に乗っていたら罰則を受ける国なんて、世界中で日本だけだと思いますよ(笑)
まあ、特権階級&既得権益者は高級車を新車で買われるのでしょうから、一般庶民の金銭感覚など一生理解できないのでしょうね。
どうもです!
確かに!動力性能的に少し物足りないくらいが楽しい(笑)なぜなんだろう??
もうスズキは軽自動車規格から外れたコンパクトカーを世界基準で勝手に作ってますよね(笑)エンジン、ミッション、ハイブリッド、ターボなどなど挑戦的で見ていて楽しいです。
古い車増税はエグいっすねー。ガソリンの二重課税も誰も言わなくなりましたね。。
交通取り締まりなんて財源やん。。。
まあ庶民は庶民らしく知恵を絞って自己防衛せんとですよね!
やまねこさん!「不人気中古車をお得に手に入れてファインチューニングして幸せになる!」みたいなこと。もっと知りたいです(笑)シビックのこと詳しく書いて下さいよ~(笑)
フィンチ&リースさん、こんにちは~
この国の政治家って、選挙の時だけ耳当たりのいいことばかり言って、税制が最たるものですが結局は大企業やお金持ちを優遇する施策ばかりに熱を上げてますよね。
かといって、お灸をすえて政権交代してもあのザマですから…
実は今付き合っている彼女が、ライフ(JB5)に乗ってまして、これがまた高速道路の登りで60km以上出ないという体たらくでした。
いろいろといじり倒して、なんとか登りで100km維持できるようになったのですが、その過程をブログの記事とYouTube動画にさせていただきますね。
いろいろと立て込んでますので、暫しお待ちくださいね(^^)/
やまねこさん、こんにちは!
ウワッ(゜▽゜*)めっちゃ楽しみです!
政治はね~。
野党は論外として安部さんは滅茶苦茶頑張ってくれよると思うんですよ。
問題は省益だけ考えて出世しようとする官僚とか、それに群がって利益を得ようとする人達ですよね。社会の縮図ですね。
まあどこの国でもあることです。
自動車に限らず、スポンサーの利益に配慮して本当のような嘘の記事を書くジャーナリストとかマスコミとか。
みんなお金が欲しくて働いてるんだよなあ。。
理想主義でも何も出来んけど「人として」の品性を保てる社会でないと「公共の平和」など考える人は駆逐されてしまうんでしょうねぇ。。
アカン(笑)考えながら書きよったらワケわからんくなってきたわ(笑)
たしかに、おっしゃる通りですね。
安倍さんと言うより、周りの政治家や官僚の劣化でしょうね。
根底には自分さえ良ければ、他はどうだっていいという考え方が浸透しているように思います。
余談ですが、昨日釣りに行った時に、臭い匂いがする撒き餌の空袋を、平気で堤防の切れ目のところに捨てている老人がいました。
確かに臭いゴミなんか持ち帰りたくないでしょうけど、自分が出したごみですし、あんな場所で誰が掃除するんでしょうね?
近くで小さいお子様連れの親子も釣りしてましたが、あのような醜悪な姿を次代を担う子供に見せるんじゃねえ!
と、怒りを覚えました。
今回は見逃してしまいましたが、次に見かけたら注意して持って帰らせます!
やまねこさん、こんにちは!
釣りエピソードをお聞かせ頂いてなぜか突然「つい損か得かで考えてる~♪」てミスチルの曲が頭の中に流れてきました(笑)
最近よく考えるんですけど『集団心理』って凄い力を持ってて。恐ろしくもありますよね。
「あいつもやっとんやから」「汚いやり方も必要悪や」「みんなやっとんねん」みたいに、一人一人の中にある『薄暗い何か』が集団心理によって正当化されて育って感染して蔓延していくんすよ。
空に架かる虹を信じて、走らず慌てずゆっくり歩いていきましょう!
話変わっとるやないか!(笑)
ほんとに仰るとおりですね。
まあ、あのテの老人に注意したら、
「皆捨てとるやないか!」と逆切れされるのが関の山です。
僕は決していい人ではありませんし、ドス黒い部分も相応に持ち合わせてると思うんですが、社会で生きていく以上、最低限やっちゃいかん事があると思うんですが…
僕ももうエエ歳こいたオッサンですが、恥ずかしい老人にだけはならないようにします(笑)