初めての愛車
僕が専門学校生だった頃に叔母さんからタダで譲ってもらいました。
当時は「４７万円」で一世を風靡したモデルでしたね。
届いたアルトを初めて見たとき「ボロイな…」と正直思いました。
赤色のボディは艶が無くなって白っぽく、ピンク色に近いような色に変色しており、
（昔の赤色は紫外線に弱く、色あせたクルマを多く見かけたものです。）
兄貴は当時のナウなヤングに大人気のカローラⅡに乗ってましたので、
「なんで僕はこんなポンコツなんだよ。」とひねくれた気持ちになりました。
今にして思えば、すねかじりの学生の身分でクルマをあてがってもらえるだけ有り難いことだったのですが。
ともかくも初めての愛車ということもあり最初のうちはワクワクドキドキしながらドライブに繰り出したのですが、教習車とのあまりの落差に愕然としました。
スプリングしか付いていないようなバインバインとした乗り心地、つるつるで滑りまくるハンドル、思い切り踏んでもツーと滑って止まらないブレーキに恐怖を覚えて日に日に運転する頻度が減っていき、最後には駐車場に置きっぱなしになってしまいました。
ある日、どうしてもクルマで出かけなくてはならない用事が出来てアルトで出掛けたのですが、交差点で明らかにその筋の方のクラウンに追突してしまったんです。
思い切りブレーキ踏んでも止まらなかったんですよ。
「ドコみとんじゃー！われー！」クルマから降りて来るなり凄まれまして、
「すみません。すみません」と謝るばかりの僕でしたが、フロントがグシャグシャになったアルトをぐるりと一回り見た後にその筋の方は困ったような表情を浮かべながら、
「もうエエわ、兄ちゃんきぃつけや」
と言って立ち去りました。
ちなみに相手のクラウンには傷一つありませんでした。
僕はなんだか凄く情けない気分になり自然と涙があふれてきたのでした。
すっかりクルマ嫌いになった僕でした。
アルトにはトラウマしかありませんが、あるいはきちんとメンテナンスしていればもう少しまともなクルマであったかもしれません。
唯一好印象だったのは、２サイクルの３気筒エンジンが２８馬力、５．３Kgmのスペック以上にパンチが有ったことです。
音はうるさかったですけどね。
コメント
コメント一覧 （4件）
こんばんわ～
私は高校時代に免許を取って初めて乗ったのがフロンテでした
思わず共感してしまいました、アルト＆フロンテ（笑）
正直実は自分もあまりいい思い出がないんですよね～
住んでいたのが沖縄でそこでの購入でした、中古でたしか50～60万もした覚えが・・・
まだ免許とりたてなんでメンテもせいぜいオイル・ラジェーター・バッテリー・エアーの量のチェック程度
車庫に入れるのにドアをスリまくりでガソリンスタンドに行くといつも’500円分お願いします’正直スタンドに行くのが嫌でしたね～
ただ高校生で車なんて連れなんか持っていなくて原付程度のRGγやMBX、はたまたパッソルやジョグばっかりでしたんで学園祭の材料の運搬やドライブにとチヤほやされて人気はあった覚えが・・・
その時よくカセットで聞いたのが稲垣潤一さんでしたね～
結局、屋根がサビてぼろい状態で親が近所のおばちゃんに譲ってたような思えがあります
運転では、沖縄の国道で自分が運転で高校時代の連れ3人と乗っていつもの様にたわいもない会話をしていました
車線変更のときに後方を見た覚えがあるんですが死角にはいってたんでしょうねぇ後ろを走行していた車に思いっきりクラクションをならされそれが自分的にはしばらくトラウマでしたね（笑）
もう少し勉強して大事にすればよかったと今でも後悔している愛車のひとつです
おはようございます！
寒いですね～
なんと！フロンテ乗られてたんですか？！
あのクーペのようなデザインはカッコ良かったですよね。
今見てもカッコイイと思います。
アルトもそうなのですが、あの頃のスズキ車って、今のスズキ車の出来の良さから考えるとボロかったですね…
もう少しきちんとメンテしていれば印象は違ってたのかもしれませんが…
僕も当時は自動車の知識が皆無でしたので。
今みたいにネットもありませんでしたから、自分が何が分からないのかも分かりませんでした（笑）
おつかれさまです♪
車遍歴は今度又ゆ～くりとお話しましょう（笑）
実は相方のムーヴが走行13万キロでそろそろ乗換えを検討してたんです。
で思い切ってウ○ィ○にを買いました
新車なんでぜひ岡本さんに試乗を兼ねてコメントをいただきたいですね（笑）
なんせもともと眼中になかった車なんですが釣りをする人間にとっては外観はともかくコンセプトがいいです。
元旦から仕事なんでこれが今年最後ですが来年もよろしくお願いします。
お疲れ様です！
もしかして、ウェイクですか？！
道具グルマとしては最高ですね！
ただ…僕が走り好き視点でインプレッションしたら、激辛のインプレになりそうです（笑）