【新車試乗】2016スバル 新型インプレッサ1.6 試乗 注目の1.6リッターモデルを徹底解説

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各方面で大絶賛の新型インプレッサ1.6の出来栄えはいかに?

2016年10月13日にフルモデルチェンジを受け発売された、5代目インプレッサに試乗してきました。
グレードは12月20日に追加販売され、非常にコストパフォーマンスが高いと評判の1.6i-L EyeSightです。

今回のフルモデルチェンジで最大のトピックは、今後のスバルの核となる新世代プラットフォームへの移行です。
今回の新型インプレッサの出来栄えが、今後のスバル車の出来を占う指針となることでしょう。

以前にスバル車は、知人が乗っていた2代目レガシィのツーリングワゴンの自然吸気モデルを運転させてもらったことがあるのですが、正直なところ、ボディ剛性はユルユルでエンジンもバサバサとガサツに感じられました。
そういえば、25年ほど前にレオーネRXクーペも運転したことがありました。
こちらもスポーティーな外観とは裏腹に、モッサリとしたエンジンフィールとハンドリングだったように記憶しています。

いままで僕の中では、「スバルって評判ほどのものじゃないな…」という印象だったのですが、果たして最新のスバル車の出来栄えはどうなのか?
ネット上の試乗記を見ますと、ゴルフ7に並んだとの評価が多いようです。
(実際に開発のベンチマークもゴルフ7だったそうですが)
というわけで、興味津々で試乗へと赴きました。

外観デザイン

評価:★★★

あまり凝った造形は見受けられませんし、若干余分なラインがあるように感じられる部分もあるのですが、全体的なプロポーションは流麗に感じられます。
ですが、エンジン、足回りへのこだわりと同様に、デザインにももう少しこだわりが欲しいところです。

ただ、レヴォーグよりもごちゃごちゃとした感じが無くなって、いい意味でスバル車らしい、実直で質実剛健なデザインとは思います。
最近のクルマとしては全高が低いので、実寸よりも幅広く、全長も長く感じられました。

フロントバンパーの造形が少しまとまりに欠けるように思います。
もう少しエッジを控えめにして、滑らかな造形にした方が高級感が出ていたのではないでしょうか。

やはりバンパーの造形が少しうるさいですねぇ。

フェンダーの強調や、ボディサイドの絞り込みはあまり感じられません。

最近のクルマとしては、非常にプレーンなデザインです。
逆に、嫌味に感じる部分もありません。

真横から見ると、凄く背が低く感じられ、伸びやかです。
ウエストラインも低くて、スマートでカッコ良く感じられますね。

この角度からも背が低く、流麗な感じがします。

最近のクルマに多いのですが、僕的にはリアのコンビネーションランプが出っ張ったデザインは好みません。
良くも悪くも、ゴツゴツと無骨な感じがします。
スバル車らしいとも言えますが。

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内装

評価:★★★★★

この試乗車はステアリングホイールとシフトノブが本革となるオプション付き仕様ですが、インパネは全面ソフトパッドで、ベースグレードで192万円という価格が信じられないほどの高級感があります。

インテリアデザインはスバルらしく保守的で無骨ですが、これはお金が掛かっている内装です。
非常にいいもの感が感じられました。
1.6リッターモデルはコストダウンが感じられる部分もあるのですが、この価格でこのクオリティは素晴らしいと思います。

文句なしの星5つです。

1.6リッターモデルのシフトレバー根元のシルバーのプラスチックが、安いコンポのような質感で、コストダウンが感じられます。
他の部分の高級感と比較すると、より目立ってしまいますね…
シートの出来は素晴らしく感じられました。
これならロングツーリングの疲労感も最小限で済みそうです。

ステアリング径、グリップの太さ、革の質感の全てが完璧です。
チルトとテレスコピック調整も可能ですので、ドライビングポジションが合わせやすいです。

これが192万円のクルマのインパネなんですよ!
信じられないほどの高級感です。
造りも非常にカッチリとしています。

ウエストラインが低くて解放感があります。

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居住性、ユーティリティー

評価:★★★★

後席の足元は広々としていますし、トランクもワゴン車に匹敵するほどの広さです。
後輪のホイールハウスの出っ張りが気になりますが、リアサスが独立懸架のダブルウィッシュボーンになりますので、これは致し方ないでしょう。

水平対向エンジンと4輪独立懸架にこだわり続けるスバルですが、このこだわりは貫いていただきたいものです。

身長175cmの僕がドライビングポジションを合わせた状態です。
後席足元は充分以上の広大なスペースです。

ホイールハウスの出っ張りが邪魔ですが、広大なトランクスペースですね。

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走りの評価 (エンジンとミッション)

評価:★★★★

昔のスバル車で感じられた、低回転でバサバサとしたガサツなフィーリングは一切ありません。
最近のスバルの水平対向エンジンはすべてエキマニが等長ですので、ドロドロとしたボクサーサウンドも一切感じられませんでした。
知らされずに乗ったら、一般的な直列4気筒と区別がつかないでしょう。

レスポンス、静粛性、スムースネスは上々ですが、振動を打ち消しあう水平対向エンジンの優位性が明確に感じ取れると言えるほどの、極上のボクサーエンジンのフィーリングではありません。
普通に出来のいいエンジンといった印象です。

参考までに、ブリッピング動画もご覧ください。
4千回転で空ぶかし制御が入ってますので念のため。

僕のYouTubeチャンネル も、閲覧&チャンネル登録して頂けましたら幸いです。

スバル内製の縦置きチェーン式CVTのリニアトロニックは非常に直結感が感じられ、CVTとしては最上級の出来と断言できます。
まるでアクセルペダルと駆動輪が直結しているようなダイレクトなフィーリングです。
このダイレクト感には正直驚かされました。
ラバーバンドフィールは全くと言っていいほど感じられません。

アクセルペダルを深く踏み込んだ場合には車速の上昇とエンジン回転数の上昇の違和感はありますが、車重1300kgに対して、115ps/15.1kgm の出力ですので致し方のないところでしょう。

決して速いクルマではありませんが、タイムラグを感じさせないダイレクトな加速感が非常に気持ちよく感じられました。

総じて、エンジン、トランスミッションの総合的な完成度は、非常に高いと思います。

走りの評価 (足まわりとボディ)

評価:★★★★★

非常にボディ剛性が高く、最新のアウディA7と比較しても全く引けを取りません。

試乗中に大きな段差に遭遇しても、ボディがたわんだり、しなったりするような感触は一切感じられませんでした。

また、段差の大小にかかわらず、サスペンションがしなやかにいなしてボディの揺れを最小限に抑えています。
リアサスの独立式ダブルウィッシュボーンも素晴らしい出来かと思います。
やはり4輪独立サスペンションはいいですねぇ。

基本的には堅めの設定なのでしょうが、まるで最高級の羽根布団の上に乗っているかのような上質な乗り心地です。

それでいて、低重心の水平対向エンジンとシンメトリカルレイアウトの効果でしょうか、コーナーでの回頭性も素晴らしくシャープでリニアです。
最初は機敏過ぎるようにも感じられましたが、これはすぐに慣れるでしょう。

速度レンジの高いバイパスでの走行安定性も素晴らしく、80kmで走っていても体感的には50km程度に感じられました。

これはすごいクルマです!

下手な高級車は足元にも及ばない乗り味と思います。
個人的にはアウディA7よりも上と感じられました。
(最近の欧州車はアウディA7しか運転したことがありませんので、他に比較できないのですが…)

スイフトRStのような軽快感、振り回す楽しさはありませんが、全車速追従のアイサイト3も標準装備ですし、これほどまでにロングツーリングに適したクルマはそうそう無いのではないでしょうか。

文句なしの星5つです。

総合評価

評価:★★★★★

これほどまでに充実した装備で、高級かつ上質な乗り味を持ったクルマが192万円とは…

恐れ入りました。
驚愕のバーゲンプライスです!

輸入車であれば、あと100万円は高い値付けとなるでしょう。

外観デザインに、惚れ惚れするようなカッコよさや美しさが無いのが唯一弱点といえる部分ですが、その他は完璧と言っていい出来です。

1.6リッターモデルに最低限のオプション(本革巻きステアリング&シフトノブとLEDヘッドランプ)を付けると約203万円となりますが、この金額では考えられないほどの非常に高い満足感が得られるでしょう。

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コメント

  1. すだちっち より:

    こんにちは。
    自分は2.0i-Sに乗ってるんですが2.0の方は試乗されました?
    レヴォーグは1.6が売れ筋ですがインプレッサは2.0が売れ筋なのでそちらの感想も聞きたいです。姉妹車のXVでもいいかもですが。スバル、マツダももう少し感想聞きたいです。

    エクステリアデザインはフロントバンパー下(ちょっとにやけ口に見える)とグリルをもう少し変えればスタイリッシュになるはずなのですが。万人ウケ(特に年配の方)を狙おうとするとこうなっちゃうんですかね。

    • やまねこ より:

      すだちっちさん、こんにちは。

      そうだったんですか!
      インプレッサの2リッターに乗られてたんですね!
      僕は2リッターのほうは試乗してないんですが、さぞや素晴らしいクルマだと思います。
      恐らく、インプレッサは2リッターがベストバランスだと思います。

      一度試乗してみたいんですが、近くのスバルは買う気満々でないとぞんざいに扱われてしまうので、なかなか気乗りしないんですよね…
      2リッターのほうも興味がありますので、そのうちに、どこかに出かけたときにふらっとディーラーに入って試乗させてもらうかもしれません。

      確かにスバルとマツダの試乗記が寂しいですねぇ…
      そちらのほうも充実させてまいります。
      気長に、生暖かい目で見守っていただけたらありがたいです。

      コメントありがとうございました!

      • すだちっち より:

        やまねこさん、こんにちは。
        返信ありがとうございます。

        自分も兵庫県在住なんですが兵庫と言っても広いので自分の車を気軽に試乗どうぞというのも難しいですしね。

        ディーラーさんの宣伝に繋がるようであれば試乗しやすくなるかもですね。

        • やまねこ より:

          すだちっちさん、こんにちは。

          最近ディーラーもコンプライアンス順守のところが多くなってきてまして、僕的には走行中の動画でもエンジン音とか乗り心地をお伝えしたいのですが、「客が試乗中にスピード違反を容認している」などととらえられるのを恐れてるんでしょうね…
          会社の方針としてはそれで正しいのでしょうが、コンプライアンス、コンプライアンスと世知辛い世の中になってきましたね…